プログラムについて

プログラムの目的

日米リーダーシップ・プログラム(USJLP)は、次世代の日本及びアメリカのリーダー達の間に、より緊密なコミュニケーション、友情と理解のネットワークを築き上げることを目的としています。世界最大の民主主義と経済力を持つ日米両国の関係は、今や複雑かつ多方面に及び単に政府や専門家のみの対処能力を越えています。それにも拘らず、両国の歴史や文化の大きな違いから来る誤解や知識不足、先入観から依然として逃れられません。

このプログラムは広く多彩な職業を持つ若いリーダー達の間の継続的な対話の場を醸成することです。そのプロセスは両国から各々約20名の若いリーダーを集め、2年間に亘り合計2 週間のインテンシブな会議を通して、討議の内容は、二国間関係の歴史的および現代の問題のみならずグローバルな課題にも及びます。重要な問題に関する真剣な対話、またレクリエーションや世界遺産訪問等の文化的活動等の時間を共有することにより、生涯の友情を育むことになります。このプログラムの主な狙いは、継続的な再開の場やニューズレター、オンライン・ソーシャル・ネットワーク、プログラム関連の行事企画・参加などにより、生涯を通じて相互に連携を保つことにあります。今日まで499名の若いリーダー達がプログラムに参加しました。目的は我々が初めて接触して以来のゴールである、東西間に架け橋を作ることです。


プログラムの参加者:デリゲートとフェロー

日米リーダーシップ・プログラム(USJLP)は、通常、夏季1週間に亘り開催される会議に2年連続してご参加頂く新規デリゲートの方々を毎年選抜します。会議は、日本と米国交互に開催され、デリゲートは分野、地域、バックグラウンド等において、日米の社会を広く代表する方々です。各会議には、1年目のデリゲート、2年目のデリゲートが合同で参加します。デリゲートの選抜は、それぞれの分野においてのリーダーシップの実績(もしくは将来性)や、各年次のグループの多様性とバランスを考慮し、慎重に行われます。

デリゲートとして2年間会議に参加した後は、フェローとなりUSJLPに永らく携わって頂きます。フェローは新しい若いリーダーの発掘に尽力頂くことが奨励され、毎年夏の会議の終盤のフェローズ・ウィークエンドに参加することが期待されます。デリゲートとフェローは積極的にUSJLPのインフォーマルなイベントや企画を主催、参加しUSJLP専用のコミュニケーション チャンネルとメンバー専用ウェブサイトで繋がりを維持し、ご自身の連絡先・プロフィールなどの情報は最新にアップデートしておくこと、さらに互いに協働の機会を創ること、また財団の長期的なミッションをサポートするなどが期待されます。


プログラムの運営

日米リーダーシップ・プログラムは、米日財団 (United States-Japan Foundation) のシグネチャー プログラムです。米日財団は、日米間の理解と協力を深化させる為の、完全に独立した財団を構想した笹川良一氏(1899〜 1995)の洞察力と寛大さにより設立されました。1980 年10 月21 日に現在の日本財団から出資を受けて米国にて発足した米日財団は、日米両国の著名な民間人で構成される理事会によって運営されています。日米両国の人々の相互の利益を目的とする私的な助成財団としては、当財団が米国内で唯一のものです。

米日財団は日米リーダーシップ・プログラムのスポンサーおよび運営を通じて、日米間の絆を深化に積極的に取り組んでいます。プログラムは米国と日本に置かれる米日財団事務局により運営されております。Advisory Councilは、日本と米国双方での過去の会議を完全に終了したフェロー により構成され、プログラムの様々な側面における展開と活動に対し、アルムナイの代表として支援と助言を行います。


プログラム諮問委員会


リチャード ダンジガー
弁護士、フィランソロピスト、茶道研究家

船橋洋一
API創設者
公益財団法人国際文化会館 グローバル・カウンシル チェアマン

スコット オキ
オキ・デベロップメントInc.
会長兼CEO